米国では、iPhoneの平均下取り価格が2021年以来初めて200ドルに到達
東京、2023年7月7日 — 世界中のお客様が購入した大切な製品をサポートし、守り、つなぐ革新的なソリューションを提供するビジネスサービス・カンパニーであるAssurant(NYSE:AIZ)は、米国での2023年第1四半期に下取りプログラムを通じて8億6,500万ドルを米国の消費者に還元したことを明らかにしました。また、iPhoneの平均下取り額が、2021年第3四半期以来初めて200ドルを突破しました。
本レポートは、Device IQアナリティクスプラットフォームのデータと業界市場データを組み合わせ、北米におけるデバイスの下取りとアップグレードの傾向に関する洞察を提供しています。
下取りおよびアップグレードプログラムで下取りされたスマートフォン・携帯端末のトップ5は引き続きiPhoneが独占しており、iPhone 11は過去4四半期にわたって首位を維持しています。また、トップ5リストに5G端末が登場したことは比較的新しい傾向と言えます。わずか半年前は、トップ5の端末のうち5G端末は10%のみだったものの、今回はiPhone 12とiPhone 12 Pro Maxが29%を占めました。
今回のの主なポイントは以下の通りです。
- 2023年第1四半期のiPhoneの平均下取り価格は201ドルでした。iPhoneの平均下取り価格が200ドルの大台に達したのは、2021年第3四半期の207ドル以来です。
- 第1四半期に下取りされた端末のトップ5は、iPhone 11、iPhone XR、iPhone 12、iPhone 11 Pro Max、iPhone 12 Pro Maxでした。
- iPhone 11は、4四半期連続で下取りされた端末のトップの座を維持しており、下取りされた端末トップ5の38%を占めています。
- 5GスマートフォンであるiPhone 12とiPhone 12 Pro Maxが、下取り端末トップ5の29%を占めました。
- Pixel 6 Proは、2四半期連続で最も下取りされたAndroid端末となりました。
- 下取りされたスマートフォンの平均使用期間は3.35年で、2022年第4四半期の3.26年よりわずかに伸びました。
- 2023年第1四半期には、オンラインでの下取り台数が前年同期比で41%増加しました。
- ウェアラブル端末に関しては、最も平均下取り価格が高かったのはApple Watch Series 7の89.04ドルでしたが、2022年第4四半期から22%減少しました。
インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)によると、市場では第1四半期に全世界のスマートフォン出荷台数が前年同期比で14.6%減少しました。第1四半期に最も多くのスマートフォンを出荷したのはSamsungで、6,050万台でした。
新しいスマートフォンの出荷台数の減少と同時に、端末をアップグレードするサイクルが長期化し、消費者はより長く端末を保有するようになっています。下取りかアップグレードプログラムによるものかを問わず、第1四半期において下取りされたiPhoneの平均使用期間は3.42年で、前四半期の3.37年から増加しました。Androidデバイスの平均使用期間も、第1四半期において2.94年から3.21年に増加しています。
Assurantのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼グローバル・コネクテッド・リビング事業のプレジデントを務めるビジュ・ナイア(Biju Nair)は次のように述べています。「下取り価格の上昇は、スマートフォンがその価値を維持していることを示しています。これにより、通信事業者、小売業者、OEMメーカーは、消費者により魅力的な下取り・アップグレードの取引を提供でき、加入者数の増加を見込めます。つまり、下取り価格の上昇は全ての人に恩恵をもたらすのです。業界の各プレーヤーが売上を伸ばし、顧客ロイヤルティを維持できる一方、消費者は利益を得ることができます。これは今日の困難な経済において非常に必要とされていることです。さらに、端末は埋立処理されることなく第二の人生を送ることができるのです。」
Assurant Japan代表取締役社長 藤本潤一は、次のように述べています。「Assurant Japanが取り扱う下取り端末においては、2023年第1四半期ではiPhone SE2、iPhone 8、iPhone 7が上位を占め、発売から3年以上たったモデルが活発に下取りに出されていることが伺えます。特にiPhone 7は昨年秋にサポートが終了していることから、満を持して手放す方が多いようです。続いてiPhone 11、iPhone XRが下取り上位5機種にランクインしており、5G対応端末への乗り換えの意向が反映されているのではないかと思います。Assurant Japanは、携帯端末の下取りにおいては、世界最高峰とも言えるAIを駆使したオートメーション・システムで対応しています。下取りした端末の外観と内部をスピーディーかつ精緻に診断・グレーディングし、全世界の販売網で再販することにより、お客様により良い利益を還元することが可能です。また、端末の下取りと再販を促進することは、循環型経済への貢献にもつながります。引き続き、この事業に意欲的に取り組んで参りたいと思います。」
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